株をする管理栄養士

病院で働く管理栄養士がたまに株をするとどうなるか

その日は突然やってくる! 腎臓病の栄養指導

こんにちはtakeです。

 

今回は腎臓病の栄養指導について書いていきたいと思います。

 

腎臓病と言えばたんぱく制限ということになると思いますがみなさんどういう手法を使って説明しているのでしょうか。

大昔では「腎臓病の交換表」などがあったりもして自分の上司はそれを使って指導していたらしいのですが、どうしてもこれが理解できなくて買ってはみたものの指導に使ったことはありませんでした(笑)。

 

今は自分の手作りのリーフレット(下のやつです)をもとに指導をしています、できるだけ簡単にわかりやすくできたらなあと思って作りました。

 

腎臓病

 

話す内容としては大まかに

 

  • たんぱく制限

 

  • 塩分制限

 

 

  • 補助食品

 

の4つを軸に話していきます。

 

「たんぱく制限」については主治医からの指示たんぱく質量を説明、そしてたんぱく質は何に含まれているかをおさらい、最後に「今までのだいたい半分にしてください」とお話しします。

ここは意見が分かれるところなのかなと思います、きちんとグラムが指示されているのだからきちんと説明した方がいいのではという考えもあるかと思いますが、自分としては「結果的に魚、肉、卵、豆腐」の量が減っていたらOKなのかなと考えています。難しく説明してできないよりはざっくりと理解してできた方を良しとする考え方です。

 

続いて「塩分制限」ですがこれはもうお決まりの「酸味、風味、香辛料の利用」の説明になります

 

その次にカリウム制限」ですが、これは指示があった場合だけになりますが指示がない患者さんに対しても将来控えてくださいと言われる可能性があることだけはお話ししておきます。生果物と生野菜、そして「かぼちゃ、じゃがいもといったごろごろとした大きな野菜は気を付ける」という言い回しを好んで自分は使います。

 

最後に「補助食品」の利用です、昔の指導では食べる量が減るのだから揚げ物を使いましょう、と言う説明が多かったのですが腎臓病になる高齢者の方は揚げ物が食べられない人が多いですよね。なので補助食品をとってもらうようお話ししています。自分がおすすめするのは特別な補助食品ではなく「身近にあって食べやすいもの」をお話ししています。たとえば洋菓子は牛乳と卵でできていますのでたんぱく質は多く、逆に和菓子は小豆以外であればお米等で作られているものが多いのでそちらをおすすめしたりしています。

 

あと指導の資料として女子栄養大学出版の「腎臓病の食品早わかり」をお守り替わりに持っています。この本は食品ごとのたんぱく質、塩分、カリウムなどがのっているのでおすすめかなと思います、何せオールカラーで見やすいのが魅力です。

 

Twitter上では表紙は見えません、webに切り替えていただけると見えます。

 

 

以上が自分流ではありますが腎臓病の栄養指導の流れになります。

他にももっといいやり方があれば教えていただければと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

ご質問等ありましたら「お問合せ」からお気軽にどうぞ。

 

ではでは

 

take

 

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